普通の大学生になれなかった話
大学生になって人生の難しさを改めて知った。
人生うまくいかないな、と思い始めたのは中学生のときだった。
ある日突然、体が動かなくなった。
病院に行くと起立性調節障害という名前を付けられ、薬を処方されたが、まったく効果が無く気づけば不登校になっていた。
そして、欠席続きのまま中学校を卒業した。
それまでは友達もたくさんいて、勉強もそこそこできて、スポーツも好きで、充実した日々を送っていたのに、病気になってすべてが崩れ落ちた。
高校は体調が安定していなかったので通信制を選んだ。
徐々に体調は良くなってきて、友達にも恵まれ、楽しい3年間を過ごすことが出来た。
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そして目標としていた大学に入学し、大学生になることができた。
1年のときは毎日通学し、新たな友達とたくさん遊び、バイトも始めた。忙しい日々だったが、やっと普通の大学生になれた!という喜びで心がいっぱいだった。
暗雲が立ち込めたのは2年になってからだった。
調子に乗っていた私は新たにサークル活動を始め、さらに忙しい生活を送ることになった。夏頃までは楽しさが勝って元気に過ごせていたのだが、秋学期が始まり、完全にキャパオーバーになった。
忙しい日々で追い詰められ、余裕が無くなり「大学生 学校行きたくない」「大学生 キャパオーバー」などを検索しまくる日々。メンタルだけでなく次第に体調まで悪くなってきて、あれだけ楽しかった友達と話すことさえ苦痛に感じるようになり、何度も講義を欠席した。
そして、さすがにこのままではよくないと思い、なんとか心療内科を受診し、季節性のうつ病だと診断された。このうつ病は冬になり日照時間が低下することで発症するらしいのだが、私の場合は限界を超えて様々なことを行っていたので心と体が悲鳴をあげたらしい。
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現在は服薬中で、サークルをやめ、バイトもやらずに、なんとか講義だけ出ている。それでも休んでしまう日があり、単位の不安と戦いながらの日々である。「ゆっくり休むことが必要」と主治医からは言われているけれど、休日家にいても落ち着かず、何もできない自分にストレスを感じてしまう。
今回心と体のバランスを崩してやっと、自分は普通の大学生にはなれないということが分かった。かなりショックで、何で私なんだろう、また中学生の頃に逆戻りだ、と何度も思ったけれど、色んな人のブログを読んだり、YouTubeでVlogを見たりして、なんとか受け止められるようになり今に至る。
でもまだまだ落ち込む日があるので、HSPだとか、内向型だとか、キャパが人より小さいとか、そんな自分を受け止められるようになりたい。
そんな思いでブログを始めようと思う。飽き性だし、だいぶ不定期になりそうだけど。